SHAD SH40CG CARGOハイマウントストップランプ化覚書
どんどん涼しくなってきていますね。プールに行くのがおっくうになる程です。
さて今回のおじさんのDIY日記は、トップケースに
ハイマウントストップランプを仕込んだ記録です。上は完成図です。
この記事はSHAD SH40CG CARGOを対象にしていますが、
GIVIでもホムセン箱でも、トップケースならどんなモのでも応用可能かと思いますが、
定型文ですが、この記事を参考にして加工したりして何かトラブルが起きても、
おじさんは一切責任を負いません、自己責任でお願いします。
さて、用意するモノは下記の通りです。
・赤のLEDテープ(12V用。ちなみにテープは大体の物は抵抗不要です)
・ヒューズ
・0.75sq~1.25sqの電源線
(エーモン製とかなら数字が書いてあるのでこの辺でいいです)
上記は最低限度必要なものです。最悪これだけでもストップランプは付きます。
下はあると良い物です。
・防水の3極コネクタF,M1セット+2極コネクタF,M1セット(後述1)
・それなりの両面テープ(後述2)
・グロメット、NG79-Dとかそのへん(後述3)
・コルゲートチューブ(後述4)
さて、まず手始めに電源をどう取るかから始めましょう。
NCのブレーキランプはリアタイヤの上にあるカバーを外すと簡単に
アクセスできます。
外すと出てくるコネクタがコレ。
3極の防水コネクタがあります。
ちなみにコネクタを外すにはツメを「上に上げて引っ張る」だけでいいです。
おじさんはここで罠に嵌まり、ツメを下げて外れなくてキレてました。
この形状をよく覚えておいてください。
次にメス側を見ます。
この形状を欲覚えておいてください。
なぜこのコネクタに執着するかというと、コネクタの間に新しいコネクタを作り、
そこから電源を取るためです。
電源を取る為によく使われる「エレクトロタップ」というものがあります。
あれを使うととても楽ですが、おじさんは個人的に信用していません。
簡単に言うと外れる可能性と、電源線の強度が低下するから、という点ですが、
正直言ってそこまで気にする物でもないです。
エレクトロタップを使わない一番の理由としては、
元に戻すのが困難だから、という点になります。
コネクタ間を同じコネクタで延長することで、電源線を傷つける事無く、
電源を取ることが出来るから、というのが一番の理由です。
さて、余計な心配はさておき、このコネクタと同じもののMとFのセットを
入手します。
いつもお世話になっております「配線コム」様より購入いたします。
こちらは小ロットから販売してくれるのでとても助かります。
こちらから購入する際は必ず
「自分が何をしたいのか明確にして、必要な部品がなんであるかを調べた上で」
発注してくださいませ。
ということで、2014年式のNC750Xのテールランプに必要なコネクタは、
下記の通りでした。
・住友電装製HM防水シリーズ3極Fコネクタのみ(端子無し)/3P090WP-HM-F-tr
・住友電装製HM防水シリーズ3極Mコネクタのみ(端子無し)/3P090WP-HM-M-tr
あとは
・住友電装製HM防水シリーズ2極Fコネクタのみ(端子無し)/2P090WP-HM-F-tr
・住友電装製HM防水シリーズ2極Mコネクタのみ(端子無し)/2P090WP-HM-M-tr
上記に加えて、それ用の端子を必要数購入しました。
※2極コネクタはハイマウントストップ用の電源線に使用します。
ハイマウントストップのポジションランプ化も出来ますが、
車検非対応になるのでおじさんはやりません。
間をかなりはしょりましたが、完成はこうなります。
電源の取り方ですが
「①ピンク+青(端っこ)」
「②緑+黄色(真ん中)」
「③緑(端っこ)」とあり、それぞれ①がポジションランプ用プラス、
②がブレーキランププラス、③がアースでした。
テスターで調べた結果ですが、年式により色や位置が変わりますので、
これは必ず自分で調べてください。
これで既存の電源線にキズをつける事無くストップランプ用の電源を
取ることができるようになりました。
この電源を車体の外に引き出します。経路は簡単です。
ブレーキランプ、ウインカーランプの配線用に開いている、
やたらでかいサービスホール? から簡単に引き出せます。
これで車体の底からシート裏まで配線が来ました。
さらにこれを過去記事のリアカメラの配線を引き出したのと同様に、
タンデム用のグリップの部分から、更に車外に引き出します。
これでハイマウント化第一段階の終了です。
次にトップケースにLEDテープを仕込んでいきます。
はいコレ。
おじさんが買ったLEDテープは
これです。これを2本購入しました。
これはとても便利です。必要サイズに合わせてハサミで切って使えます。
しかも両端に電源線の処理がされているので無駄がないです。
これを半分ずつに切り、三本使用します。
さて、トップケースのクリア部分を外します。
外すのは簡単。クリアカバーの裏にあるこのタップビス(画面左上)を外すだけ。
こんな感じにLEDテープを貼り付けます。
ちなみに電源線をBOXの中に引き込むさいに開けた穴は9㍉です。
ケースの厚みはおよそ3㍉ありましたので、ここに前述のグロメットをねじ込みます。すると配線がギッチギチになるのである程度の防水対策にもなると思いたいです。
※ここをコーキングで塞ぐが一番ですが、そうするとメンテナンスが難儀になるので、
おじさんはあえて完全に塞ぐことはしていません。
ショートしたりなんかで不具合が出たら考えます。
ケースの天板側に配線を這わせます。ここにギボシを使っておくとメンテが楽です。
あとはコルゲートで配線を保護します。
そしてケースの外に電源線を出す為に穴を開け、ここにもグロメットをねじ込みます。
こうなりました。これでケースを外すときに、この部分のコネクタを外すだけで、
ある程度簡単に外す事ができるようになりました。
※コネクタを外す手間が増えますが、ケース自体そうそう外さないのでまあイイかと。
ここで一端点灯テストします。
真ん中のLEDが点灯していませんね。
これはレビューにあった「テープの裏の接着面の保護紙を剥がすときにショートする」
をやらかしたのかと思います。
予備として残してあったLEDテープに張り替えます。
点灯しました。これでOKです。あとはしょーもない粘着力のテープを補強するため、
別途用意してった両面テープを貼り付け、固定して完成です。
これでハイマウントストップランプ化は完成です。
かかった金額をメモしますと
・LEDテープ 580円×2=1,160円
・グロメット 79円
・3極セット2極セット(予備端子含む)=1,592円
・工具+ギボシ端子+0.75SQの電源線+配線固定テープ
+ハーネステープ+コルゲートチューブ+両面テープ+ヒューズボックス
(おじさんは手持ちでまかなったので今回は支払いは発生していませんが、
無ければその分が加算されます)
の、合計3,000円くらいでハイマウントストップランプが完成しました。
時間的にはトータルで2時間ほどです。
3,000円で追突されるリスクが少しでも低下するならまあイイですよね。
久々の配線ワークも楽しかったですし。
興味のある方はやってみるのも良いかと思います。ただし自己責任で。