NC750X(MT) セットバックスペーサー取り付け
そろそろライダーには良い季節になってきました。
おじさんのNCいじりの活性も上がって参りましたよ。
今回のいじり記事はテンプレ的に書いておくと、
参考にされる場合は必ず自己責任にてお願いしますと言うところでしょうか。
今回はNCの定番と言われている、
ハンドルバックスペーサーの取り付けです。
おじさんの乗っているNCはRC72、マニュアル、ABS無しです。
「NC750X セットバックスペーサー」などで検索してヒットする
ブログなどは、ほぼNC750X、ABS、DCTのもので、マニュアルのものは
あまり見受けられませんでしたが、参考にさせていただきつつ作業開始。
ですがココに、一つ落とし穴がありました。
先に書くと、クラッチワイヤーの取り回しを変更する、
もしくはあと3センチほど長いものに変更する必要があります。
それ以外はNCあるあるのやらかしさえなければ、
本当に十数分で終わるカスタマイズです。
簡単ではありますが、ハンドル回りを弄るのは危険が伴います。
部品の取り付けミス、取り付け不備など無いようにしたいものです。
厳密にはトルクレンチを使いたい所ではありますが、
記事上では使っていません。よくないですね。
余談ですが、バカみたく強く締め込んだから安心ということはないです。
ボルトの頭がちぎれたりはもとより、規定トルクを超えての締め付は、
時間経過とともにかえって緩んだりしますので要注意ですね。
ということで自分用のメモとして記載開始。
タンクがわにハンドルそのものを引き倒す(そっとね)ため、
タンク側を養生します。
おっちゃんのNCにはハンドルブレースがついているので、
コレの取り外し分工程が増えます。
ハンドルホルダーは12と書かれたソケットレンチかメガネでOKです。
サックリ外れます。このときハンドルを進行方向側に倒して作業すると、
後々ワイヤーが引っかかってハメられなくなるのでダメです。
必ずタンク側に倒しましましょ。
ブレーキホースの取り回しを少し変えます。
ストッパー部分を外し遊びを持たせないと、
多分ですが、河川敷なんかでオフ車ごっこして遊んでいるとき、
フルストローク時にマスターシリンダー側がちぎれます。
(ココでは何もしていませんが、ゴムホースを保護する対策をしないと、
ストロークしたときに削れて、ブレーキオイルが漏れたり噴き出したりする
可能性も否めません。後日補強します。)
あとは左右のレバー付近に接続されているハーネスを止めている
本体に固定されたタイラップを切断しフリーにします。
他、これも左右にあるケーブルのガイド部分をなんとかして、
クラッチやアクセルワイヤーをフリーにしておく必要があります。
これで大丈夫と思ったのですが、ここで罠です。
これはもしかしたら個体差のせいかもですが、
クラッチワイヤーの取り回しが、ステム(でいいのかな)の前、
バイクの進行方向側から回り、クラッチレバーに向かいます。
写真を取ったのに、真っ暗だったのでコ汚い手書きにて。
①の取り回しだと、クラッチ側に切ったときクラッチケーブルがギリッギリで、
ちぎれそうです。
②の取り回しに変えたところ、余裕が出来たので今のところはこれで行きますが、
少し無理のある流れなので、あとで問題が起きると予想されます。
後日長いワイヤーに交換するまでの応急処置です。
※もし当ブログの記事を参考に作業し、問題が発生しても
当方は一切責任を負いません。くれぐれも自己責任でお願いします。
と予想外のクラッチワイヤーがらみの作業で30分かかりました。
全く参考にならないクソ構図の取り付け後の写真がこちら。
写真ではさっぱり分かりませんが、確かに少し上、
少し後ろ側にハンドルが来ました。
副次的に、スクリーンとメーターへの干渉がなくなりました。
最初からこうしておけば良かった。
とりあえず出来たので、工具を片付けていると、
とある部分が気になります。
サイドカバーのツメが外に飛び出したままなので、いい加減なおしましょう。
ここの取り付けはいたって簡単。もう慣れたもんです。
が、またここでトラブル。
NC乗りの皆さんならようご存じと思います。NCあるあるです。
以前の記事でもおんなじやらかしして憤慨していましたが、
この部分の内側にあるゴムで出来た受け側をエンジンルーム側に落としまして。
カウル取り外し開始です。
で、分解から取り付けまででまた+30分。
ざっくり1時間ほどの作業でした。
私用と、取り付けのやらかしでくたびれたのでテストは中止。
そして翌日に走行テストしましたが、ポジションが変わったようで、
あんまり疲れなくなったようです。
リア荷重になったことで、曲がる際に少しクイック感が出ました。
あとはロングツーリングしてみてどうかって所ですね。